事業計画

自分も知っておきたかった「新規創業の事業計画」に必要な3つのこと

札幌市白石区の創業に強い千葉税理士事務所です。

その昔、自分が税理士事務所を開業する前に知っておきたかったことをお話しします。

なぜなら、このことを知らずにとても苦労したと思うからです。

皆さんにはそんな創業の失敗をしてほしくないのでお話しします。

(目次)

1.仕事で付き合いたい人を選ぶ

2.好きな人の喜ぶことを真剣に考える

3.何をどれだけやるかを考える

 

1.仕事で付き合いたい人を選ぶ

起業・創業で事業計画を作る段階で、こんなことを言っている人はいない気がします。

しかし、私はとても重要なことだと思うので「仕事で付き合いたい人を選ぶ」ということを1つ目にあげます。

その裏側には「仕事で付き合いたくない人」も決めてください。

これは何の話かというと、あなたの会社はこれからたくさんのお客様に商品・サービスを提供していくことになります。

計画書はただの数字を埋めるだけと思うかもしれませんが、実際にはその裏側にたくさんのお客様がいらっしゃいます。

日本では「お客様は神様です」という言葉がありますが、意味を間違えると今後地獄のような毎日が始まります。

大事なことなのでもう一度言います。「お客様は神様です」という言葉の意味を間違えないでくださいね。

お客様=1円でも払った人ではありません。

あなたの事業に必要な商品・サービスを事業継続に必要な金額で購入いただける方です。

計画書を作るときに、どうしても数字に目が行ってしまって具体的にお客様像が見えなくなります。

ここで重要なことは、あなたが好きな人をお客様にすれば仕事は楽しくなります。

好循環:好きない人に喜ばれた金額=売上

逆に、あなたの嫌いな人をお客様に入れてしまうとストレスの積上げ=売上高になります。

悪循環:嫌いな人を我慢した金額=売上

一時的に食べていくために我慢をする時期があることは事実ですが、あたなの本当のお客様を決めないままスタートするといつの間にか楽しくする方法を忘れてしまうことになります。

私自身の反省は、顧客像の定義があいまいなまま事業をスタートしてしまったことです。

今は事業を良くしていきたいという頑張る方を選んでお付き合いをしているので、仕事が楽しいです。

好きな人のためであれば、より良い商品・サービスを考えて提供できるようになります。

この重要なポイント忘れないでくださいね。

2.好きな人の喜ぶことを真剣に考える

あなたの理想のお客様=好きな人です。

あなたの理想のお客様はどんな人ですか?

あなたの商品やサービスをなぜ選ぶのでしょう?

その方はどういったことで困っているのでしょう?

創業・起業して事業を始めていくと、客層というものが決まってきます。

この客層というのは悪い意味ではありません。

求めているものの質や種類が違うだけです。

例えば、

①喫茶店の使い方

②税理士事務所の選び方

この2つでも客層の違いが見えてきます。

①客層で考える喫茶店の使い方

・ビジネスの打合せの場

・ママ友の幼稚園バスまでの時間調整

・学生の勉強の場所

ビジネスの打合せの場合だと時間的には1時間程度で回転していくことになります。

単価としてはなかなか上がらないけども、回転数は見込まるかもしれません。

ママ友の幼稚園バスまでの時間調整の場合は、ランチを含めて単価は上がるけども滞在時間が長い為回転数は見込めないという可能性があります。

学生の勉強場所の場合は、単価はそれほど高く出せないことと、ビジネスマンよりも長時間の滞在になりやすいです。

事業計画を作る段階で、ただの客単価と数を決めてもその通りにならないのは客層という観点が抜けてしまいやすいからです。

②客層で考える税理士事務所の選び方

創業・起業時に税理士さんを探す方はたくさんいます。

2022年の法人設立だけで約13万件弱もいるのですから。

実際に数字を調べた時にびっくりしました。

この中で「低料金」「低価格」「確定申告だけ」「決算だけ」ということで選ばれる方も多いと思います。

昔のイメージでは「安い」「無料相談」というところで相談をいただくことが多かったと思います。

なぜなら、この方がたくさんの方に選んでいただけると思っていたからです。

その結果わかったことをお話ししますね。

もっと上がいました。

お祝い金プレゼントやキャッシュバックキャンペーンをしている税理士事務所がたくさんあったみたいです。

その結果、なかなか選んでいただけない上に、選んでいただけても低価格で忙しくなりました。

さらにいうと、低価格しか払いたくないということは倒産しやすいくらい経営がダメなんです。

業況が悪いからコストを押さえたいという会社をお客様として選ぼうとしていました。

そういう方の喜ぶ商品・サービスを用意していたから、そうなっていたのです。

これは自分の経験の話です。

今は、経営をよりよくしたいという前向きな方をお客様にしています。

売上を伸ばすことに前向きで、会社の財務を良くして成長したい方です。

創業のお客様でも税金を払ってでもお金を増やしたいという方です。

こういったお客様が喜ぶことは「低価格」でも「確定申告だけ」でもありません。

経営の打合せです。

自分の目の前に来ていただきたいお客様が何を喜ぶのかを考えて商品・サービスを考えてください。

3.何をどれだけやるかを考える

あなたの目の前に来ていただきたいお客様が決まったら、商品・サービスが決まってきます。

そうすると自動的に「何」を「どれだけ」やらなければならないかが見えてきます。

いきなり創業計画書の数字を入れてはダメなんですよ。

数字を入れるのはここからなんです。

数を入れるということは、誰がどれだけやるのかということも考えます。

人は足りていますか?

人が足りていなかったらどうやって人を採用するのかも考えなければなりません。

脳みそから汗が出るくらい真剣に考えてください。

この計画を作る段階でそれくらい考えても、実際に実行するのはもっと大変なんです。

しかも、実行は失敗すると会社がダメになります。

計画書を各段階で会社は倒産しません。

ここを融資さえ受けられればいいやとやると借金大王になってしまいます。

私たちの創業支援では、個々の部分でさんざん突っ込みを入れていきます。

そうすることで創業前からやらなければならないことが明確になって、スタートダッシュが切れるからです。

創業計画書を作るときは、いきなりエクセルを埋めるなんてことはしないで、この手順でやってみてください。

 

創業段階から経営についてしっかりと考えていきたいという方は今すぐご相談ください。

相談電話:011-858-7007

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